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発表会文化論 アマチュアの表現活動を問う

青弓社ライブラリー 84

出版社名 青弓社
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-7872-3383-7
4-7872-3383-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 231P 19cm

商品内容

要旨

発表会を「日頃の練習成果を披露するために、おもにアマチュアの出演者みずからが出資して出演する、興行として成立しない公演」とゆるやかに定義して、発表会の起源を江戸から現在までたどる。そのうえで、習い事や合唱、ライブハウス、公募展などの具体例や学校制度・教育行政との関係、会場となる公共ホールのあり方、アメリカとの比較といった素材を検証して、発表会の現状に迫る。アマチュアによる表現活動=発表会の多様性と魅力、それを支える仕組み、底辺にある問題点を浮かび上がらせる意欲作。

目次

第1章 発表会の歴史
第2章 習い事産業と発表会
第3章 社会教育・生涯学習行政と地域アマチュア芸術文化活動
第4章 学校教育と発表会
第5章 発表会が照らす公共ホールの役割
第6章 合唱に親しむ人々
第7章 誰のための公募展
第8章 発表会化するライブハウス
第9章 アメリカの発表会

著者紹介

宮入 恭平 (ミヤイリ キョウヘイ)  
1968年、長野県生まれ。法政大学大学院兼任講師、国立音楽大学ほか非常勤講師、ミュージシャン。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)