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ポスト三・一一の子どもと文化 いのち・伝承・レジリエンス

出版社名 港の人
出版年月 2015年3月
ISBNコード 978-4-89629-290-9
4-89629-290-1
税込価格 4,400円
頁数・縦 396P 21cm

商品内容

要旨

2011年3月11日の東日本大震災が子どもと子どもの文化におよぼした影響について総括し、今後も予想される災害時の子どものケアや支援のあり方を考える。そして「ポスト3・11」の喫緊の課題として、「センス・オブ・ワンダー」「アニマシオン」「いのち」「共生・共死」「うたと語り」「伝承」「自己肯定感」といったコンセプトにもとづき、あらたな児童文化論を提言する。エッセイ、論考を21本収録。

目次

1 震災下の子ども(大震災の暗闇と物語の力
「つなみ」を書いた子どもたち ほか)
2 震災と子どもの文化(東日本大震災と教育・文化―子ども観・教育観・文化観を問い直す
希望を紡ぎ、明日を織る―再生に果たす文化の役割 ほか)
3 いのちと児童文化(昔話が語る“死と向き合う子どもたち”
「自己肯定感」を育む生活世界と「場」―承認される「命」と「命」の自覚 ほか)
4 ポスト三・一一の児童文化に向けて(レイチェル・カーソンの思想の今日的意義
生涯消えることのない“センス・オブ・ワンダー”を育むために ほか)

著者紹介

加藤 理 (カトウ オサム)  
1961年宮城県仙台市生まれ。東京成徳大学教授を経て文教大学教育学部教授、博士(文学)。「児童文化」が誕生した大正時代の児童文化史を中心に、学校内外での子どもの生活と活動の歴史を主に研究
鵜野 祐介 (ウノ ユウスケ)  
1961年岡山県真庭市生まれ。立命館大学文学部教授、博士(PhD)。専門は教育人類学、特に子ども期の民俗文化(民話説話・わらべうた・子守唄・遊び・人生儀礼と年中行事など)の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)