ソーシャル物理学 「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学
出版社名 | 草思社 |
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出版年月 | 2015年9月 |
ISBNコード |
978-4-7942-2155-1
(4-7942-2155-X) |
税込価格 | 2,200円 |
頁数・縦 | 342P 19cm |
内容詳細要旨(情報工場提供) 一般的に、私たち一人ひとりの行動は、個人として独立した意思によるものと考えられている。それを前提とした社会の動きを探究するのが従来の社会科学である。ところが近年、ビッグデータにより細かな人間行動を定量的に観測することが可能になった。そのことにより、個人の意思を前提とせずに、人々の間の情報やアイデアの流れを法則化できるようになった。それが「社会物理学」である。本書では、ビッグデータ研究の第一人者である著者が、企業活動や都市、社会全体の改善にも寄与する社会物理学の最新の成果の数々を紹介している。著者はマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ創設から関わり、現在は同ラボのヒューマンダイナミクス研究グループ所長を務めている。なお、本書には、著者の共同研究者の一人で『データの見えざる手』(草思社)を著した矢野和男氏(日立製作所研究開発グループ技師長)による解説が付されている。 |
商品内容
要旨 |
組織の“集合知”は「つながり」しだいで増幅し、生産性も上がる。集団を賢くする方法が、ビッグデータで明らかに!のべ数百万時間におよぶ社会実験のビッグデータから、「人間の集団」がもつ普遍的性質を解明。社会科学と人間理解に革命を起こす画期的研究を、第一人者が綴る。 |
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目次 |
社会物理学とは何か―社会の進化をビッグデータで理解するための新しい枠組み |
おすすめコメント
人々の生活を、スマホやウエアラブルセンサを使って記録、それを解析し、集団の生産性や創造的成果、意思決定などを大きく改善・向上させる新手法「社会物理学」。その応用範囲は都市の犯罪率の低減、エネルギー利用の効率化、感染症蔓延の阻止、災害復旧、市民の健康向上にまで広がる。ビジネスから都市計画、社会制度設計にまで影響を及ぼす、新しい科学の誕生。