迷走する民主主義
ちくま新書 1176
出版社名 | 筑摩書房 |
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出版年月 | 2016年3月 |
ISBNコード |
978-4-480-06881-1
(4-480-06881-3) |
税込価格 | 1,100円 |
頁数・縦 | 347P 18cm |
商品内容
要旨 |
戦後政治の根本的欠陥を清算するべく、民主党への政権交代はなされた。だが、政策の迷走や権力恣意的な運用により支持を失い、「改革の改治」は無残な結末へといたる。あとに残されたのは、自民党政権の圧倒的独走と、代表民主制への失望感だけだった―。政権交代とその後の政治はなぜ失敗したのか。その背景には、現代の世界的大変動のなかでデモクラシーが直面する困難がある。民主主義の意義と限界を思想的に問いなおし、日本政治の閉塞状況を打破するための条件を示す。 |
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目次 |
1 民主主義の苦境(「民主主義の終わり」、それとも「民主主義の過剰」? |
おすすめコメント
政権交代や強いリーダーシップを追求した「改革」がもたらしたのは、民主主義への不信と憎悪だった。その背景に何があるのか。政治の本分と限界を冷静に考える。