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アジア主義と近代日中の思想的交錯

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-7664-2348-8
4-7664-2348-8
税込価格 5,500円
頁数・縦 370P 22cm

商品内容

要旨

日本と中国の間で交錯した思想、「アジア主義」。ついには連帯の理念として結実することがなかったこの思想の相互作用とその意味を通して、現代への示唆を提示する。

目次

第1部 明治・大正期における言説と思想(アジア連帯思想の形成と展開
宮崎滔天のアジア革命論
頭山満における皇国とアジア)
第2部 中国における受容と展開(中国の近代革命思想とアジア連帯論
孫文の「大アジア主義」講演をめぐって
戴季陶による孫文思想の継承と展開)
第3部 日中戦争下における思想の諸形態(侵略と抵抗の中のアジア主義
東亜新秩序の思想
汪精衛の日中提携論とその思想的根拠
東亜連盟運動と中国
アジア主義のその後と現在)

著者紹介

嵯峨 隆 (サガ タカシ)  
静岡県立大学国際関係学部教授。1952年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学、法学博士。専門:中国政治史、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)