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愛と貨幣の経済学 快楽の社交主義へ

出版社名 青灯社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-86228-088-6
4-86228-088-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 329P 19cm

商品内容

要旨

商品の氾濫する“欲望”の時代。ラカンの“対象a”をふまえ、マルクスを読みなおし、フロイトを援用して、快楽のコミュニケーションをリビドー次元から探求する渾身の問題作。

目次

序 物だけでも、そして心だけでもなく
第1章 愛の経済とはなにか(伝統的な愛の概念―生理学・経済学・心理学
愛の経済とはなにか―リビドーとは
快感原則と現実原則―貨幣経済とリビドー経済 ほか)
第2章 愛における格差(現代の格差とはなにか―所有権と私有財産の起源
労働の疎外とは―リビドーの疎外
等価交換の原則―リビドー等価交換の原則とリビドー市場価値説 ほか)
第3章 愛の社交主義のために(新しい価値論への挑戦―市場におけるリビドー交換
“もの”に力はあるのか―貨幣をめぐるリビドーの運動形態
商人の二つのあり方―事物に価値があるのはなぜか ほか)

著者紹介

古賀 徹 (コガ トオル)  
九州大学准教授。1967年熊本県生まれ。北海道大学文学研究科博士課程単位取得、博士(文学)。専攻は哲学。2000年から2001年、ドイツ・フランクフルト大学にて在外研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)