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老子と上天 神観念のダイナミズム

出版社名 ぷねうま舎
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-906791-64-4
4-906791-64-6
税込価格 3,740円
頁数・縦 264P 20cm

商品内容

要旨

天空の超越神=上天・上帝と、闇に潜む敗者の神々=鬼神たち、そして暗黒の地母神として出現した老子の「道」―神々の闘争と融合と交替の劇が精神史に刻んだものとは何か。諸思潮が混淆する古代中国の思想地図に、くっきりと航跡を残す老子・黄老・道教の系譜。宇宙生成神話を持ち、自然と無為を説くその特異な思想は、何を起源とし、どんな運命をたどったのか。『老子』の道の挑戦は、勝ったのか、敗れたのか。

目次

第1部 上天と鬼神―勝者の神と敗者の神(唯一の神の発生
鬼神は民衆の守護神
災異思想の変遷 ほか)
第2部 『老子』の道の出現(『老子』の成立時期と作者
道と上天・上帝との相違
宇宙生成論の並立 ほか)
第3部 神々の闘い―老子・黄老・道教(中原への伝播
秦帝国の法術的支配
黄老から儒教へ ほか)

著者紹介

浅野 裕一 (アサノ ユウイチ)  
1946年、仙台市生まれ。東北大学名誉教授。中国哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)