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医療ミスを防ぐ技術 外来診療の訴訟事例に学ぶ

出版社名 日経BP社
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-8222-3958-9
4-8222-3958-6
税込価格 5,940円
頁数・縦 199P 26cm

商品内容

要旨

総合診療医(GP)の診療ミスとして医療訴訟の場に登場する病態は決して多くない。英国の解析では、虫垂炎、虫虚血、くも膜下出血、肺塞栓などの40症例が訴訟の95%を占める。本書は、その40症例を専門医と司法の視点から徹底的に分析。誤診に至る医師の思い込み、“認知の罠”を回避する術も紹介する。

目次

第1部(「過失」の法律的構造
一般診療における誤診の原因と、その避け方
ベイズの推論および誤診の回避
エラー回避の助言集)
第2部 臨床例(鉄欠乏の男性
頭痛が突発したのはいつ?
胸痛の女性
めまいの男性
妊娠女性の直腸出血 ほか)
第3部 エラーが生じた場合の調査と対応

おすすめコメント

英国の総合診療医(GP)における医療過失の実際と、その回避方法を詳説 日本だけでなく、英国でも医療訴訟は医師を悩ませる問題となっています。そんな英国で、医療過失による医療訴訟を減らすために、執筆されたのが本書です。医療過失がどのように生じるかを綿密に分析した上で、その95%を占めるという40症例を提示し、医療過失の回避方法を具体的に指南します。医療訴訟に至った見逃し40症例は日本の読者にも必携です。◆主な内容 第1部 セクション1 「過失」の法律的構造 セクション2 一般診療における誤診の原因と、その避け方 セクション3 ベイズの推論および誤診の回避 セクション4 エラー回避の助言集 第2部 臨床例 症例1 鉄欠乏の男性、症例2 頭痛が突発するのはいつ? 症例3 胸痛の女性、症例4 めまいの男性 症例5 妊娠女性の直腸出血、症例6 ふくらはぎの肉離れ 症例7 片麻痺性片頭痛の女性、症例8 インドで体調を崩した後の過敏性腸症候群 症例9 若い男性の背部痛、症例10 ピル服用中の女性の不規則な月経中間期出血など 第3部 エラーが生じた場合の調査と対応

著者紹介

竹本 毅 (タケモト ツヨシ)  
2001年、京都大学医学部を卒業。国立国際医療センター総合診療科、東京医療センター総合内科、北里大学病院総合診療部を経て、2017年より三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社に勤務。日本内科学会総合内科専門医・指導医。日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)