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ブータン 国民の幸せをめざす王国

出版社名 創元社
出版年月 2017年7月
ISBNコード 978-4-422-36002-7
4-422-36002-7
税込価格 1,980円
頁数・縦 247P 19cm

商品内容

要旨

ブータンの国民は実際に幸福?ブータンの仏教と王制はどうなっている?ブータンは戦争をしたことがない?ブータンのめざす近代化とは?ブータンと日本の関係は?知れば知るほど魅せられる国ブータンの真実の姿。

目次

第1部 ブータンの歴史(ブータンの歩みをたどる
日本とブータンの交流史―京都大学を中心に)
第2部 ブータンの文化(仏教と戦争―第四代国王の場合
ブータンの仏教と祭り―ニマルン寺のツェチュ祭
イエズス会宣教師の見たブータン―仏教とキリスト教
ブータンの工芸品)
第3部 ブータンの社会(輪廻のコスモロジーとブータンの新しい世代
ブータンの魅力とGNHの現在―世界はGNH社会を求めるのか
「関係性」から読み解くGNH(国民総幸福))
第4部 ブータンの自然・環境(東ブータンの自然と農耕文化)

おすすめコメント

物質的繁栄より国民の幸福を追求するブータン。長らく秘境の国だったが、2011年に国王夫妻が来日しブームが起こった。同国の国民総幸福政策は国連も注目、全国90の自治体が参加して「幸せリーグ」が設立されるなど日本の地方行政にも大きな影響を与えている。国民は本当に幸福なのか、仏教王国だが紛争はないのか、などその実像を紹介。経済と幸福との関係、指導者のあり方など、日本の進路を考える上でも示唆に富む本。

著者紹介

熊谷 誠慈 (クマガイ セイジ)  
京都大学こころの未来研究センター上廣倫理財団寄付研究部門部門長、特定准教授。1980年広島県生まれ。京都大学大学院文学研究科仏教学専修博士後期課程修了。京都大学博士(文学)。専門は仏教学(インド・チベット・ブータン)およびボン教研究。京都大学白眉センター助教、京都女子大学発達教育学部専任講師などを経て現職。京都大学こころの未来研究センター内に開設されたブータン学研究室でブータン仏教研究プロジェクト、京都大学ブータン研究会、ブータン文化講座の開催なども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)