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私たち、戦争人間について 愛と平和主義の限界に関する考察

出版社名 創元社
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-422-30071-9
4-422-30071-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 295P 19cm

商品内容

要旨

人はなぜ、平和を祈りながら戦い続けるのか?私たちの“凡庸な悪”を正視するための、たぐいなき戦争随筆。長らく忌避されてきた“軍事の思考”を始めるに恰好な、助走路的エッセー。

目次

序章 この世界のいったいどこに神がいるのか
第1章 戦争の原因は何か、という問いについて
第2章 戦争は人間の本性に基づいているのか
第3章 戦争の役に立つ技術と知識
第4章 あまり自明ではない「戦争」概念
第5章 戦時における人の精神と想像力
第6章 私たちの愛と平和主義には限界がある

おすすめコメント

「戦争はなぜ起きるのか」「戦争の原因は何か」という問いを糸口に、戦争に対するさまざまな見方を、宗教学者でもある著者が、スリリングに読み解いていく、入門書としても手に取りやすい、戦争論エッセー。戦いは人間の本能なのか、人はどんな知識や技術を戦争に利用してきたのか、なぜ人々は平和を祈りながら戦うのか、そもそも「戦争」とは何なのか…。戦争を「悪」の一言で片付けるのではない、従来にない教養としての戦争論。

著者紹介

石川 明人 (イシカワ アキト)  
1974年東京都生まれ。北海道大学卒業、同大学院博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。北海道大学助手、助教をへて、現在、桃山学院大学准教授。専攻は宗教学、戦争論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)