• 本

超現実と東洋の心 東洋的心性の、詩における普遍的な意味を探る

出版社名 土曜美術社出版販売
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-8120-2402-7
4-8120-2402-1
税込価格 3,300円
頁数・縦 325P 20cm

商品内容

要旨

シュルレアリスムは、第一次大戦後、ブルトンが中心となってフランスで興した芸術運動だが、それは、自己や自己の居場所の喪失を踏まえた上での、「絶対」希求の運動として、一個人、一時代を超えた普遍性を所持している。この本は、その普遍性を見据えつつ詩や詩人を論じた注目の書である。

目次

序詩 蝉の手紙
1(「うまきこと、へたの如し」という言葉と東洋の心―詩の技術をめぐる一考察
詩と居場所の喪失―清岡卓行の詩と詩的営為をめぐって
存在のはかなさと彼岸の花としての詩―内山登美子詩集『天の秤に』をめぐって
「見者」の体験と「見性」ということ―ランボオと東洋の心)
2(山村暮鳥詩集『聖三稜玻璃』の前衛性とその挫折をめぐって―超現実とc´ommon s´enseとのかかわりをめぐる一考察
シュルレアリスムと東洋の心―西脇順三郎の所説を踏まえて)
3(詩と疎外とのかかわりをめぐる一考察―暗号の解読と詩人であるということ
詩と生命とのかかわりについて
シュルレアリスムと「生きる」ということ―無意識の「無」と、無心の「無」とのかかわりを踏まえて)

著者紹介

佐久間 隆史 (サクマ タカシ)  
1942年東京生まれ。1964年早稲田大学文学部国文科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)