• 本

想像力欠如社会

出版社名 弘文堂
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-335-95039-1
4-335-95039-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 226P 19cm

商品内容

要旨

世の中はしんどい。でも、生きる。いつからか、人とすれ違うときに道を譲らなくなった。いつからか、人の弱さを無意識にたたくようになった。いつからか、人に悩みごとをたやすく言えなくなった。いつからか、日常が息苦しいと思うようになっていた。日々を暮らす人と向き合った、大学生が描く人生物語。

目次

第1章 道を誤ってしまった君へ―元非行少年の願い
第2章 特別なんかじゃないんだよ―全盲ママの子育て
第3章 路上生活の“おっちゃん”たちからの贈り物
第4章 ありのままで生きていく―脱毛症への偏見と闘って
第5章 弱みを強みに変える人生
第6章 あるいじめの記憶のあとさき
第7章 河川敷のいのちたち
第8章 妻として、犯罪被害者として―今日もあなたと生きていく
第9章 3・12―忘れられた震災
第10章 ふるさと―6年目の決断

著者紹介

水島 宏明 (ミズシマ ヒロアキ)  
上智大学文学部新聞学科教授。1957年北海道生まれ。東京大学法学部卒業後、1982年に札幌テレビ放送入社。1987年、ディレクターとして携わったドキュメンタリー「母さんが死んだ―生活保護の周辺」が1987年度のギャラクシー賞などを受賞。1988〜1992年にNNNロンドン特派員、1998〜2003年にNNNベルリン支局長を歴任し、2003年に日本テレビ放送網に移籍。2007年、ディレクターとして携わったドキュメンタリー「ネットカフェ難民―見えないホームレス急増の背景」で2007年度の芸術選奨文部科学大臣賞などを受賞。それと同時に、番組でつくられた「ネットカフェ難民」という言葉が、ネットカフェで暮らす人々の存在を世間に大きく知らしめた。2012年退社後、法政大学社会学部メディア社会学科教授となり、2016年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)