茶室・数寄屋をはじめ、茶の湯にかかわる和風建築、そして露地（茶庭）、和風庭園について、今日までの研究成果と情報を盛り込み、また茶人や茶室・露地に関する茶道用語の項目も多く収録し、これまでの類書にはない内容となる。　　　《本書の特色》　１　総項目数は同種事典では最多の約４　９００項目　　厳選した項目を、各分野で活躍する５０名を超える執筆陣が執筆しています。　２　茶の湯用語の項目も充実しています　　茶人や茶書をはじめとする、茶室・露地を知る上で欠かせない茶の湯関連の項目も多く立項し、充実させました。　３　より深く理解できる詳細な解説内容　　茶人と茶室のかかわりや茶室・露地の歴史、茶室の広さなどの重要項目は、単なる事柄の解説にとどまらない詳細な内容となっています。　４　付録ページでさらにわかりやすく　　巻末の付録ページでは、文章だけではわかりづらい茶室の各部分の詳細や、露地中の様々な役石などについて、イラストを交えて解説。　５　本文には、約８５０点の図版と約１５０点の平面図を収録　　茶室や露地はもちろん、部材、史料などの多くの図版を本文中に配しました。また重要な茶室の項目には平面図を添載しています。　６　建築技法、部材、大工用具や棟梁の略歴についてもわかります　　茶室を構成する様々な部材と造り出す技法や道具、それらを駆使して名作を残した棟梁など、「造る側」の視点にも目を配っています。　７　日本各地の茶室、近代和風建築、煎茶室の項目も充実　　首都圏や近畿圏のみならず、北海道から沖縄まで各地の茶室をひろく立項しています。また近年、研究が進んだ近代和風建築や煎茶室についても充実した内容になっています。