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ラカンの哲学 哲学の実践としての精神分析

講談社選書メチエ 671

出版社名 講談社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-06-258674-0
4-06-258674-6
税込価格 1,925円
頁数・縦 269P 19cm

商品内容

要旨

ジャック・ラカン(一九〇一‐八一年)は精神分析家だったのか?フロイトの理論を刷新し、精神分析を創出し続けた不世出の存在であるラカン。晦渋難解で容易に人を寄せつけないその思想は、しかし「哲学」として読むことで明確に理解できる。「唯物論」、「言語論」、「発生論」などのテーマを見出し、ラカンの全思想を年代順に通覧していく初の試み。気鋭の哲学者による前人未到の達成!

目次

序 精神分析の哲学、哲学の精神分析
第1章 唯物論―意識現象の存在について:〜一九五三年
第2章 言語論―「叡智的世界」の理念性について:一九五三〜五六年
第3章 発生論―エディプス・コンプレックスの形成について:一九五六〜六〇年
第4章 数理論―理念的なものの構造について:一九六一〜六二年
第5章 実践論―革命について:一九六三〜七〇年
第6章 生成変化―多様な構造化の可能性について:一九七一〜八一年

おすすめコメント

独自の精神分析理論を構築・刷新し続けた巨人の足跡を「哲学」として読み解く。気鋭の哲学者が挑む、前人未到の画期的な概説書!

著者紹介

荒谷 大輔 (アラヤ ダイスケ)  
1974年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。江戸川大学教授。基礎・教養教育センター長。専門は、哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)