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密談の戦後史

角川選書 601

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-04-703619-2
4-04-703619-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 318P 19cm

商品内容

要旨

次期首相の座をめぐる裏工作から政界再編を賭けた秘密裏の交渉まで、歴史の転換点で行われたのが密談である。幤原喜重郎とダグラス・マッカーサーによる憲法9条誕生の密談から安倍晋三が再登板を決意する密談まで、戦後政治とはまさに密談の歴史といえる。政府を変える決定的な役割を果たした密談・密約を通して、知られざる戦後史をたどっていく。

目次

序章 「1強」体制と密談政治
第1章 自民党発足以前(幣原〜吉田)の密談
第2章 自民党政権の草倉期(鳩山一郎・石橋・岸)の密談
第3章 自民党政権の絶頂期(池田・佐藤)の密談
第4章 「三角大福中」の派閥抗争期(田中〜中曽根)の密談
第5章 自民党政権の没落期(竹下〜宮沢)の密談
第6章 非自民首相政権期(細川〜村山)の密談
第7章 自民党首相復活期(橋本〜麻生)の密談
第8章 民主党政権から安倍再登場まで(鳩山由紀夫〜野田)の密談
終章 密談政治の構造と構図

おすすめコメント

首相誕生か、それとも裏切りか――戦後政治とは密談の歴史である! 次期首相の座をめぐる裏工作から政界再編の秘密裏交渉まで、歴史の転換点で行われたのが密談である。憲法9条誕生から安倍晋三再登板まで、政治を変える決定的な役割を担った密談を通して知られざる戦後史をたどる。

著者紹介

塩田 潮 (シオタ ウシオ)  
1946年、高知県吾川郡いの町生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経てノンフィクション作家に。『霧が関が震えた日』で第5回講談社ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)