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共謀 トランプとロシアをつなぐ黒い人脈とカネ

出版社名 集英社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-08-781658-7
4-08-781658-3
税込価格 2,530円
頁数・縦 407P 19cm

商品内容

要旨

機密文書のリークが発端となった「ロシア疑惑」は、トランプ政権の閣僚、スタッフが次々と辞任、起訴に追い込まれ、大統領本人の聴取をめぐってFBIとトランプ側の攻防が繰り広げられている。そもそも、トランプとロシアが結びつくきっかけは何だったのか、誰が関わっているのか。細かい取材の積み重ねで、複雑なルートが少しずつ明らかになっていく。

目次

歴史の終わり、ではない―1990〜2016年 モスクワ‐ロンドン‐ワシントン
やつはちょっとバカなんだと思う―2013〜2017年 ニューヨーク‐モスクワ
公開と非難―2017年1月 ニューヨーク、バズフィード本社
ハッキング―2016〜2017年 モスクワ、ルビャンカ広場、FSB本部
ミーシャ将軍―2013〜2017年 モスクワ‐ケンブリッジ‐ロンドン
うさんくさい連中との付き合い―2004〜2017年 ウクライナ
火曜の夜の虐殺―2017年の春から夏にかけて ワシントン
共謀―1984〜2017年 モスクワ‐ニューヨーク
隷従―2017年夏 ハンブルグ‐ワシントン
ロシアよりカネをこめて―1984〜2017年 ペルミ‐フロリダ‐モナコ‐キプロス‐ニューヨーク
あるドイツ銀行の奇妙なケース―2011〜2017年 モスクワ‐ニューヨーク‐フランクフルト

おすすめコメント

トランプとロシアを結ぶ闇のルートを執念で徹底的に追跡した話題の書、緊急出版! 傑作だ。この国のことを気にかけているならば、ぜひ読むべき本だ! よくここまで調べ上げ、まとめたものだと感嘆している。 ――ジョン・ル・カレ   トランプ、トランプの側近、ロシアの間には密な人間関係のネットワークが形成されていることを、多くのエビデンスで明らかにしている貴重な本。著者は、ロシアが1980年代からトランプに目をつけていた、と確信している。 ――ミシェル・ゴールドバーグ(NYタイムズ より)   2017年1月、トランプとロシアの癒着についての文書がネットでほぼ全文公開される。 内容は、 ●ロシアが少なくとも5年前からトランプを開拓して支援・援助している。 ●ロシア諜報機関の元トップの話によると、ロシア連邦保安庁は、トランプのモスクワでの行動を通じて、彼を恐喝できるだけの弱みを握っている。 などと、衝撃的なものだった。 著者ルーク・ハーディングは、当初、謎だとされていたこの文書の書き手が、イギリス人の元諜報員クリストファー・スティールではないかといちはやく直感を働かせ、スティールに接近。 また著者独自の取材ルートを駆使してアメリカ、ロシアから情報を集め、癒着の実態を明らかにしていく。

出版社・メーカーコメント

関係者の辞任、起訴が続いて捜査の進展に注目が集まるロシア疑惑。英ガーディアン紙の記者が、騒ぎの発端となった秘密文書の書き手をはじめ、ロシア人の情報源に取材し、内幕を暴いていく。

著者紹介

ハーディング,ルーク (ハーディング,ルーク)   Harding,Luke
記者、著述家。英紙『ガーディアン』海外特派員として高い評価を受ける。2007年から2011年まで同紙モスクワ支局長を務めた。冷戦終結以降、ソ連・ロシア政府が国外退去処分を下した最初の人物でもある。『スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実』(日経BP社)、『ウィキリークス アサンジの戦争』(デヴィッド・リーとの共著、講談社)はハリウッドで映画化された。著書は30言語に翻訳されている。ロンドン近郊在住
高取 芳彦 (タカトリ ヨシヒコ)  
翻訳者。法政大学人間環境学部卒。ニュース記事の翻訳・編集も手がける
米津 篤八 (ヨネズ トクヤ)  
英語・朝鮮語翻訳家。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞社勤務を経て、ソウル大学大学院国史学科修了
井上 大剛 (イノウエ ヒロタカ)  
翻訳者。大正大学文学部、国際基督教大学教養学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)