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フィレンツェ史 下

ちくま学芸文庫 マ35−4

出版社名 筑摩書房
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-480-09858-0
4-480-09858-5
税込価格 1,650円
頁数・縦 508P 15cm
シリーズ名 フィレンツェ史

商品内容

要旨

本書を捧げられたジューリオは、教皇クレメンス7世となり、フィレンツェ、シエナを含むトスカーナ大公国の礎を築く。メディチ家による支配体制の確立に成功したわけだが、マキァヴェッリは単に君主制を志向していたのではない。実際本書では独裁的な君主のいないヴェネツィアをどの国よりも優れていると讃える。現実の政治に携わり歴史に学ぶことを重視したマキァヴェッリは、その国の政治風土や国民性にあう統治形態でなければ意味はないと考えていた。下巻にはメディチ家が誇る指導者・大ロレンツォの逝去までが描かれる。マキァヴェッリ理解に欠かすことのできない一冊。解説・関連年表も収録。

著者紹介

マキァヴェッリ,ニッコロ (マキァヴェッリ,ニッコロ)   Machiavelli,Niccol`o
1469‐1527年。フィレンツェ共和国が生んだ偉大な政治思想家
在里 寛司 (アリサト カンジ)  
1936‐1998年。イタリア語学者。大阪音大教授などをつとめた
米山 喜晟 (ヨネヤマ ヨシアキ)  
1937年生まれ。イタリア文学者。大阪外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)