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隔たりと政治 統治と連帯の思想

出版社名 青土社
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-7917-7117-2
4-7917-7117-6
税込価格 3,080円
頁数・縦 377,7P 19cm

商品内容

要旨

人間は孤独だが、ひとりきりでは生きていけない。自分とは境遇の違う人と共に生きるにはどうすればいいのか。遠くにいる人とつながることなどできるのだろうか。すぐそこにある隔たりから、政治思想の問いは出発する―。規律社会の統治のテクノロジーを鋭く読み解きながら、紛争や暴力を治め、分断に抗う連帯の可能性を構想する試み。

目次

1 隔たりと統治(監視と処罰の変貌
リスクを細分化する社会
市場化する統治と市場に抗する統治 ほか)
2 隔たりと連帯(「隔たり」について
なぜ社会保険に入らなくてはいけないの?
協同組合というプロジェクト ほか)
3 隔たりと政治(ナウシカとニヒリズム
暴力・テロル・情念―『革命について』に見る近代
なぜ政治思想を研究するのか ほか)

著者紹介

重田 園江 (オモダ ソノエ)  
1968年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部、日本開発銀行を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在、明治大学政治経済学部教授。専門は、現代思想・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)