日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか
講談社+α文庫 G319−2
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2019年6月 |
ISBNコード |
978-4-06-516330-6
(4-06-516330-7) |
税込価格 | 1,012円 |
頁数・縦 | 397P 15cm |
商品内容
要旨 |
「いざ戦争が始まれば、自衛隊は米軍の指揮下に入る」。これはべつに冗談ではない。戦後日米の間で結ばれた「統一指揮権密約」で決められていることである。ここから2015年成立の安保関連法を見ると、別の世界が見えてくる。あのとき日本は、「世界中のどこでも戦争ができる国」への一歩を踏み出したのだ。私たちは、いつまで「占領下の戦時体制」という異常な状態を続けるのか? |
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目次 |
序章 六本木ヘリポート基地から闇の世界へ |
おすすめコメント
前作『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を上回る衝撃の一作! 日米軍完全一体化への決定的な一歩が、安倍政権によって踏み出された。2015年に成立した安全保障関連法がなぜ日本にとって大きな問題なのか? 戦後、日米間で結ばれた「統一指揮権密約」、それは、「戦争になったら、日本軍は米軍の指揮下に入る」というもの。ただし2015年以前は、その密約には「日本とその周辺」という地域的な縛りがあった。それを「全世界で可能」にしたのが、アメリカ側から見た2015年の「安保関連法」の本質である。なぜ、そうなったのか?戦後の日米密約の歴史を辿り、状況をつぶさに明らかにするとともに、現状を変える方法を探る。 「異常な日米関係」を終わらせ、日本を「真の独立国家」にするためのヒント。