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奇跡の清流銚子川 もっと知りたい!見えないものが見える川

出版社名 山と溪谷社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-635-64003-9
4-635-64003-5
税込価格 1,760円
頁数・縦 143P 21cm

商品内容

要旨

三重県紀北町を流れるわずか17kmの川に日本全国が感動。話題のNHKスペシャルの書籍化!NHKスペシャル「見えないものが見える川 奇跡の清流銚子川」「科学ジャーナリスト賞大賞」、「科学技術映像祭自然・くらし部門優秀賞」受賞!番組出演者・ディレクターが語る銚子川の本当の奇跡とは?

目次

はじめに 小さな川が秘めた力を感じて
1 銚子川の奇跡とはなにか?(誰も知らない川でNHKスペシャルを作る!
海と川を行き来する魚たちの観察)
2 見えないものが見えるのはなぜか?(地形・地質で見る銚子川のひみつ
大台ヶ原山行記
知られざるカエルの生態に迫る
ヨコエビ新種発見記
地下に生きる謎の魚・ミミズハゼ類)
3 銚子川を楽しむ・学ぶ(銚子川での環境学習の取り組み
銚子川ってどんな川?
銚子川で遊ぶ
安全とマナー
銚子川生き物図鑑)
おわりに 川と「思い出」を作ることから環境保全は始まる

著者紹介

内山 りゅう (ウチヤマ リュウ)  
銚子川の伝導師。1962年、東京都生まれ。ネイチャー・フォトグラファー。東海大学海洋学部水産学科卒業。“水”に関わる生き物とその環境の撮影をライフワークとしている。特に淡水にこだわり、図鑑や写真集などを精力的に発表する。水や自然、生き物に関するテレビ番組の企画・出演も多く、講演活動も行っている。1999年、住まいを和歌山県白浜町に移し、“清らかな水”を取り巻く水環境にレンズを向け、創作活動を続けている。平成22年度和歌山県文化奨励賞を受賞
近藤 玲介 (コンドウ レイスケ)  
地形から過去を読む男。1974年、北海道生まれ。皇學館大学准教授。日本大学非常勤講師。博士(地理学)。客員研究員として東京大学、三重大学、日本大学でも研究を行っている。専門は自然地理学(特に地形学)と第四紀学(約260万年前〜現在までの地層を対象とした地質学)。過去数十万年間の地形の生い立ちや、それらが形成された際の各種環境や要因等を調べている。あわせて、地層が堆積した年代(≒地形が形成した年代)を明らかにする、地質年代測定の専門家。近年は、海岸沿いの台地(「海成段丘」)や湿原の形成史を明らかにするため、三重県をはじめ日本各地を対象に調査・研究を行っている
平嶋 健太郎 (ヒラシマ ケンタロウ)  
ハゼ科のスペシャリスト。1973年、東京都生まれ。和歌山県立自然博物館学芸課長。琉球大学理学部生物学科に入学し、卒業論文で沖縄島のヨシノボリをテーマにしたことから、ハゼ科魚類とのつきあいが始まる。大学、大学院時代で沖縄島のヨシノボリ類5種の初期生活史を確認するほか、沖縄島のほぼすべての河川の魚類調査を行う。1998年より、和歌山県立自然博物館に学芸員として勤務。主に魚類の飼育や採集、行事等を行う。日本魚類学会、沖縄生物学会、南紀生物同好会等の会員(南紀生物同好会では常任委員)、生物多様性和歌山戦略推進調査会の淡水・汽水魚類部門を担当
富川 光 (トミカワ コウ)  
ヨコエビハンター。1978年、東京都生まれ。広島大学大学院教育学研究科准教授。山形大学理学部生物学科卒業、北海道大学大学院理学研究科博士課程修了、博士(理学)。専門はヨコエビ類の系統分類学。学生時代にヨコエビと出会って以来、ヨコエビ一筋17年。日本全国の淡水域、湧水でヨコエビを調査し、多くの新種を発見している。現在は、ヨコエビの研究と生物教育という二足のわらじを履きながら、国際生物学オリンピックのお手伝いなど科学人材育成にも力を入れている
森 哲也 (モリ テツヤ)  
三重にこだわるTVマン。1982年、三重県生まれ。ディレクター。番組制作会社「第三制作株式会社」代表取締役。NHK津放送局で番組を担当すること8年目。海・山・川と三拍子揃った自然豊かな三重県でネイチャー番組を担当しつつ、ライフワークとして持続可能な社会を目指す「協生農法」を実践中。「NHKスペシャル見えないものが見える川 奇跡の清流銚子川」は、科学ジャーナリスト賞2019(日本科学技術ジャーナリスト会議)の「科学ジャーナリスト大賞」、第60回科学技術映像祭(公財日本科学技術振興財団ほか)では「自然・くらし部門優秀賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)