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抗命 インパール 2 新装版

文春文庫 た2−12

出版社名 文藝春秋
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-16-791337-3
4-16-791337-2
税込価格 858円
頁数・縦 325P 16cm
シリーズ名 抗命

商品内容

要旨

牟田口廉也中将が主導したインパール作戦において、烈31師団長佐藤幸徳中将は、将兵の生命こそ至上であるとして、補給なき最前線コヒマから独断で撤退し、師団長を解任される。戦後著された2人の回顧録と、豪雨と飢餓の悲惨な情況に陥った将兵たちの証言を通し、軍上層部の迷走と無責任を厳正に糺明した、執念の戦記文学。

目次

秘史の録音
牟田口文書
インド進攻
撤退の決意
アラカン越え
コヒマ戦線
独断命令
豪雨と飢えと
暗夜の対決
師団長解任
精神異常者
戦いの跡
人間の責任―あとがきにかえて
異常・無謀な作戦―文庫版あとがき

おすすめコメント

無謀なインパール作戦において、烈第三十一師団長佐藤幸徳中将は、将兵の生命こそ至上であるとして抗命を企てた。異色の戦争記録。

著者紹介

高木 俊朗 (タカギ トシロウ)  
1908(明治41)〜98(平成10)年。東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。松竹蒲田撮影所に入社。戦時中、陸軍報道班員として、中国、マレーシア、インドネシア、タイ、仏印、ビルマなどに従軍。従軍記者の経験をもとに、インパール作戦の悲惨さを明らかにして、軍指導部の無謀さを告発することを決意。49年無謀なインパール作戦の悲惨な戦闘を描いた最初の単行本『イムパール』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)