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小松とうさちゃん

河出文庫 い40−3

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-309-41722-6
4-309-41722-1
税込価格 792円
頁数・縦 187P 15cm

商品内容

要旨

大学で非常勤講師をしている小松は、新幹線で知り合った同い年の女性みどりに恋心を抱いたが、この先どう進めていいか分からない。呑み仲間の敏腕サラリーマン宇佐美のアドバイスで、ふたりは少しずつ距離を詰めていくのだが、そこにみどりの仕事を取り仕切るいかがわしい男、八重樫が現れて…。おっさん二人組の緩やかな友情のなかに、人生の切実さを見つめる傑作。

おすすめコメント

小松さん、なんかいいことあった?  さえない52歳の非常勤講師・小松の恋と、彼を見守るネトゲに夢中の年下敏腕サラリーマン・宇佐美の奮闘。小さな奇跡の物語。

著者紹介

絲山 秋子 (イトヤマ アキコ)  
1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、2004年「袋小路の男」で川端康成文学賞、2005年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年「沖で待つ」で芥川賞、2016年『薄情』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)