• 本

「精神疾患における認知機能障害の矯正法」臨床家マニュアル

第2版

出版社名 星和書店
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-7911-1039-1
4-7911-1039-0
税込価格 3,960円
頁数・縦 182P 26cm
シリーズ名 「精神疾患における認知機能障害の矯正法」臨床家マニュアル

商品内容

要旨

第1版を大幅に改訂!認知矯正療法「NEAR」の実践に必要なすべての情報を網羅した決定版!NEAR(Neuropsychological Educational Approach to Remediation)は、精神疾患における認知機能の改善を目指して開発された認知矯正の手法である。本書では、様々なケースや具体的な場面が多く取り上げられ、理論の実践方法や、幅広い精神科臨床に役立つコツがふんだんに取り入れられている。

目次

第1章 はじめに
第2章 認知矯正療法の原則
第3章 認知矯正療法のプログラムのセットアップ
第4章 コンピュータで実施する認知機能訓練課題の選択法
第5章 インテークと評価
第6章 治療計画
第7章 具体的な認知機能障害の治療方略
第8章 治療の各段階について
第9章 橋渡し(ブリッジング)グループ
第10章 困難な状況への対応
第11章 プログラムの評価
付録:資料と配付物

おすすめコメント

認知機能を改善してリカバリーを実現。コンピュータゲームを使った認知矯正療法「NEAR」の臨床実践完全マニュアル。

著者紹介

メダリア,アリス (メダリア,アリス)   Medalia,Alice
コロンビア大学医学部メディカルセンター医療心理学と精神リハビリテーションの教授。ニューヨーク州の精神衛生局の認知健康サービスの臨床ディレクターでもあり、米国最大の精神衛生システムでの認知機能を改善する治療を監督している。精神科領域に認知的健康(cognitive health)の概念を導入し、多数の賞を得ている。NIMH(国立精神衛生研究所)から研究費補助を受け、世界中で講演を行い、コンサルテーションを実施し、精神疾患を持つ人の認知矯正療法について学びたい臨床家にトレーニングのワークショップを行っている。ウェブサイトと、毎年のCognitive Remediation in Psychiatry会議、著書と講演を通じ、精神疾患が認知機能に与える影響についての認識を高め、機能的転帰を改善するため認知的健康について鑑みることを提案している
ハーランズ,ティファニー (ハーランズ,ティファニー)   Herlands,Tiffany
コロンビア大学医学部メディカルセンター医療心理学と精神リハビリテーションの准教授、およびコロンビア中央病院リーバーリカバリー・リハビリテーションクリニックの臨床部長である。ケッセル・フェローシップの期間中から、メダリア博士とともに学習センターを運営してきた。認知機能障害の治療法について講演活動を行っている。また認知矯正療法の計画、実施法について臨床家に指導を行っている。また神経心理学の専門家であり、認知機能障害を持つ神経疾患患者の治療にも取り組んでいる
サパースタイン,アリス (サパースタイン,アリス)   Saperstein,Alice
コロンビア大学医学部メディカルセンター医療心理学の助教である。ケッセル・フェローシップの期間中に、アリス・メダリア博士からNeuropsychological Educational Approach to Remediation(NEAR)のトレーニングを受け、様々な臨床環境における個人に合わせた認知矯正療法の実証的研究と実践に携わってきた。精神疾患に対する認知矯正療法学会のプログラムチェアマンであり、認知矯正療法や治療効果のメカニズムに関する新しい研究の普及と促進に関わっている
レヴハイム,ナディン (レヴハイム,ナディン)   Revheim,Nadine
病院で実施する生活技能向上プログラム(統合失調症を有する者へのエビデンスに基づく治療に焦点を当てている)のプログラム・ディレクターであり、心理士である。35年以上にわたり、科学研究員、心理士、作業療法士として重度精神疾患についての仕事をしている。ケッセル・フェローシップの期間中に、アリス・メダリア博士からNeuropsychological Educational Approach to Remediation(NEAR)のトレーニングを受けた。研究の関心は、認知矯正療法、読字障害、スピリチュアリティ、精神疾患への対処とリカバリーなどである
中込 和幸 (ナカゴメ カズユキ)  
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院長。精神科医。1959年大阪府生まれ。1984年東京大学医学部卒業。帝京大学、東京大学、昭和大学、鳥取大学での勤務を経て、2011年より国立精神・神経医療研究センターに赴任し、2019年1月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)