我々はどう進化すべきか 聖地ガラパゴス諸島の衝撃
出版社名 | さくら舎 |
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出版年月 | 2020年1月 |
ISBNコード |
978-4-86581-231-2
(4-86581-231-8) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 179P 19cm |
商品内容
要旨 |
“協調しない”のが個体群としてはベストアンサー!?ウミイグアナたちは協調性ゼロ、社会性ゼロなのに驚きの繁栄!ダーウィンの進化論、深海生物チューブワーム、海流の十字路が生み出す豊饒の海―3つの聖地であるガラパゴスは奇跡の島だった! |
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目次 |
はじめに―なぜ、いま、ガラパゴスなのか |
出版社・メーカーコメント
ガラパゴスは人間の未来を映し出す鏡だ!他の地域のものと争う競争力をもたないまま、狭い地域で育った文化が独自発展していくことをガラパゴス化といいいます。マイナスな意味合いで使われることの多い言葉ですが、その言葉の元になっている「ガラパゴス諸島」は、生物学的に極めて稀に恵まれた、奇跡の島です。第1に奇跡なのは立地条件。南米大陸から近すぎず遠すぎず、かつ、寒流と暖流が交わる「海流の十字路」にあり、そのことが、ガラパゴスの陸と海に豊かさをもたらします。第2に進化論の聖地であるということ。ダーウィンが進化論の着想を得たのが、偶然にたどり着いたガラパゴス。第3に「謎の深海生物」チューブワームがガラパゴスの海底火山で発見されたことです。チューブワームは火山ガスをエネルギー源にして生きる驚くべき生物です。そんなガラパゴスのリクガメなどの生物たちは、過去に人間の乱獲により絶滅しかけ、今は保護対象であると同時に観光と密漁の新たな脅威にさらされています。長沼教授はいいます。「ガラパゴスは、人間性の変化、人間の未来を映す鏡のような存在。協調せず、利己的でも、利他的でもなく繁栄してきたガラパゴスの爬虫類たちの姿から、人間が伝統的に思い込んでいた価値観(協調性や利他性の必要性)とは別のフレッシュなライフ観を得ました」。