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ルポつながりの経済を創る スペイン発「もうひとつの世界」への道

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-00-001412-0
4-00-001412-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 178P 19cm

商品内容

要旨

経済格差と少子高齢化に苦しむ日本社会にとって、「つながり(連帯)」をテコに社会変革に挑むスペインの人々の姿はまぶしい。市民政党の流れを汲む行政の試み、ひとをつなぐ「補完通貨」や「時間銀行」のユニークな展開、職場や学校に広がる、多様な人と生きるための仕組み―。好評『ルポ 雇用なしで生きる』につづく現地報告。

目次

はじめに―「分断社会」を抜け出す
1 「変革」を担う市民(「怒れる者たち」の今
わが町を変える)
2 補完通貨が生む「つながり」(人をつなぐ「時間銀行」
つながりで問題解決
世界とつながる)
3 社会的連帯経済の豊かさ(拡がる労働者協同組合
「経済界の常識」を変える協同組合
つながる協同組合・社会的企業・行政・大学)
4 多様性を豊かさに変える(ともに生きる社会を育む公教育
希望と生きがいは多様性の中に)
おわりに―つながりで築く「もうひとつの世界」

おすすめコメント

格差と少子高齢化に苦しむ日本社会にとり、経済危機や高失業率に抗して「つながり(連帯)」をテコに社会変革に挑むスペインの人々はまぶしい。市民政党の流れを汲む行政、ひとをつなぐ「時間銀行」のユニークな展開、職場や学校に広がる、多様な人と生きるための仕組み??。好評『ルポ 雇用なしで生きる』につづく現地報告。

著者紹介

工藤 律子 (クドウ リツコ)  
1963年大阪府生まれ。ジャーナリスト。東京外国語大学修士課程在籍時からスペイン語圏やフィリピンを中心に、市民運動や貧困問題などの取材をはじめる。ボランティアで運営するNGO「ストリートチルドレンを考える会」の共同代表として、スタディツアーなどを実施している。『マラス―暴力に支配される少年たち』(集英社、2018年に集英社文庫化)で2016年、第14回開高健ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)