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赤死病

白水uブックス 230 海外小説永遠の本棚

出版社名 白水社
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-560-07230-1
4-560-07230-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 174P 18cm

商品内容

要旨

2073年、サンフランシスコ港の近く。「文明を知る、ただ一人の生き残り」の老人が孫たちに、“赤死病”による人類滅亡と文明崩壊の過程を話して聞かせる。感染率が極めて高く、顔や体中が深紅の色に変わり、死に至る“赤死病”が2013年に大流行した。老人は当時27歳で大学教授をしていたが、やがて疫病が終息し、そこにあらわれた世界とは…。人口が急増した中国の絶滅を図るため細菌兵器による戦争を描いた衝撃のSF「比類なき侵略」、二作に連なるエッセイ「人間の漂流」を併録。

おすすめコメント

疫病による人類滅亡を予言した驚愕のSF。ウィルスで中国の絶滅を図る「比類なき侵略」、評論「人間の漂流」を併録。柴田元幸氏推薦!

著者紹介

ロンドン,ジャック (ロンドン,ジャック)   London,Jack
1876‐1916。サンフランシスコで生まれる。10代の頃から缶詰工場の労働者、牡蛎密漁、アザラシ漁船の乗組員など職を転々とし、各地を放浪したのち、ゴールドラッシュの波に乗り、アラスカ・クロンダイク地方へ金鉱探しの旅に出る。日露戦争時には新聞特派員として日本を訪れた。1903年に発表した小説『野性の呼び声』(光文社他)で一躍流行作家となり、アラスカの自然と生の苛酷さを描いた短篇や海洋小説、ボクシング小説、SF、幻想小説、ルポルタージュなど多彩な作品を発表。世界的名声を博したが、1916年に急死
辻井 栄滋 (ツジイ エイジ)  
1944年、京都府生まれ。立命館大学文学部卒。立命館大学名誉教授。日本ジャック・ロンドン協会名誉会長。ジャック・ロンドン・マン・オブ・ザ・イヤー賞受賞(1985年度)。2019年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)