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満洲国 交錯するナショナリズム

平凡社新書 967

出版社名 平凡社
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-582-85967-6
4-582-85967-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 335P 18cm

商品内容

要旨

かつて中国東北部に建てられた日本の傀儡国家・満洲国。その実態は謎が多い。しかし、最新の研究に基づき、中国大陸における漢民族と満洲族、そして日本の軍部と政治派閥それぞれの立場、満洲国の存立基盤そのものである経済の実態、満洲国内の新聞・文芸・映画などの活発な活動に光をあてることで、ついに、その詳細な全体像が明らかにされてきた。異なるナショナリズムの交錯が生んだ国家とは。東アジアに存在した異形の国の実態に迫る。

目次

序章 いま、なぜ、「満洲国」か
第1章 なぜ、満洲だったのか
第2章 建国の綻びを解く
第3章 建国はしたけれど
第4章 産業開発から戦時体制の構築へ
第5章 敗戦、そして戦後

著者紹介

鈴木 貞美 (スズキ サダミ)  
1947年山口県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。国際日本文化研究センター及び総合研究大学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)