• 本

アメリカ人が驚く日本法

出版社名 商事法務
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-7857-2847-2
4-7857-2847-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 215P 19cm

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要旨

日本の法律(日本法)は明治時代にドイツ法やフランス法の影響のもと整備された。だが、法そのものや訴訟などにおける法の適用や解釈について、日本独自の文化や慣習、常識が反映され、たとえば訴訟社会、契約社会に生きるアメリカ人の目には奇異に映るケースもあるようだ。どんな違いがあるのだろうか。本書では、アメリカで出版された日本法のケースブック(ロー・スクールの授業などで使用される判例教材)に掲載された判例の中から「契約」「不法行為」に関するものを紹介。アメリカ法やその適用や解釈との違い、アメリカの法律家が驚くポイントなどについて論じている。日本は、アメリカほど契約社会、訴訟社会ではないと思われているが、過去の判例からは、むしろアメリカよりも契約を重んじ、裁判に頼る傾向が見えてくるという。著者は武蔵野大学法学部特任教授、東京大学名誉教授。医事法、信託法、高齢者法などを専門とする。著書に『アメリカ高齢者法』『アメリカ不法行為法』『アメリカ契約法』(いずれも弘文堂)などがある。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年4月14日]

商品内容

要旨

わが国では当然と考えられている日本法の考え方がアメリカ人から見るとどのような点がおもしろいかについて、契約と不法行為に関する日本の裁判例をもとに生き生きと描き出す。

目次

契約の章(永代供養の契約
レコード会社の準専属契約
愛人への贈与契約
生命保険契約と自殺 ほか)
不法行為の章(人間国宝がフグ毒にあたった事件
ヘア・カット事件
PTSDになったと主張する交通事故被害者
輸血を拒否する患者 ほか)

著者紹介

樋口 範雄 (ヒグチ ノリオ)  
1951年新潟県生まれ。武蔵野大学法学部特任教授、東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)