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マオとミカド 日中関係史の中の「天皇」

出版社名 白水社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-560-09798-4
4-560-09798-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 537,62P 19cm

商品内容

要旨

マオ(毛沢東)はミカド(天皇)をどう捉えたか。「支那通」からチャイナスクールまで、帝国陸軍から自民党・共産党まで、大陸で暗躍した人々の群像。工作と諜報に明け暮れた日中裏面史。

目次

序章 日中関係史の中で「天皇」が持つ意味
第1章 国交正常化と「中国通」外交官の役割
第2章 政治交渉史としての天皇訪中
第3章 毛沢東の天皇観はどうつくられたか
第4章 延安からモスクワ、東京
第5章 〓介石の戦犯リスト
第6章 「戦犯」乗り越えた異質支那通
第7章 「戦犯」から「元首」へ天皇観変容
第8章 元軍人訪中団と毛沢東外交の戦略性
終章 「外交主体」としての象徴天皇

出版社・メーカーコメント

「支那通」からチャイナスクールまで、帝国陸軍から自民党・共産党まで、蒋介石や毛沢東と渡り合い、大陸を暗躍した人々の群像

著者紹介

城山 英巳 (シロヤマ ヒデミ)  
1969年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、時事通信社に入社。中国総局(北京)特派員として中国での現地取材は十年に及ぶ。2020年に早稲田大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了、博士(社会科学)。現在、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授。『中国共産党「天皇工作」秘録』(文春新書)でアジア・太平洋賞特別賞(2010年)、戦後日中外交史の調査報道などで、優れた国際報道に与えられるボーン・上田記念国際記者賞(2013年度)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)