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香港世界

河出文庫 や42−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-309-41836-0
4-309-41836-8
税込価格 990円
頁数・縦 298P 15cm

商品内容

要旨

もともと、あるべくしてあった都市ではない。だからいつの日か、死に絶えることはあるだろう―英国統治下、自由でエネルギッシュな独自の発展を遂げた香港。ネオン輝く看板建築や街市、飲茶や叉焼飯など庶民の味、映画、天星小輪、人々の死生観まで生き生きと描き、旅行者のバイブルとなった路上エッセイの名著。香港生れのイラストレーターLittle Thunder書下ろし漫画「郷愁」を収録。

目次

巻頭カラー漫画 郷愁HOME,SICK 門小雷Little Thunder
1 「慕情」の島
2 香港街路考
3 香港対話篇
4 香港人の素顔
5 香港トワイライト

出版社・メーカーコメント

今は失われた、唯一無二の自由都市の姿――市場や庶民の食、象徴ともいえるスターフェリー、映画などの娯楽から死生観まで。知られざる香港の街と人を描き個人旅行者のバイブルとなった旅エッセイの名著。

著者紹介

山口 文憲 (ヤマグチ フミノリ)  
1947年、静岡県生まれ。20歳からライターとして寄稿をはじめる。パリを経て、返還前の香港に滞在。1979年『香港 旅の雑学ノート』で知られざる香港の姿をユーモアとウィット溢れる文章で紹介、新たな異文化ルポルタージュとして話題となり、多くの若者を旅へと誘った。以後、ノンフィクション作家、エッセイストとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)