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零號琴 上

ハヤカワ文庫 JA 1496

出版社名 早川書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-15-031496-5
4-15-031496-9
税込価格 946円
頁数・縦 445P 16cm
シリーズ名 零號琴

商品内容

要旨

はるかな未来、特種楽器技芸士のセルジゥ・トロムボノクと相棒シェリュバンは、大富豪パウル・フェアフーフェンの誘いで惑星美縟を訪れた。そこでは首都磐記全体に配置された古の巨大楽器“美玉鐘”が五百年ぶりに再建されるのを記念し、首都の全住民が参加する假面劇の準備が進んでいた。だが案内役の〓鷺(みさぎ)、菜綵とともに劇を観ていたトロムボノクらは、突如何者かの襲撃を受け―規格外の想像力に彩られた著者第二長篇。

出版社・メーカーコメント

惑星美縟の巨大埋蔵楽器が五百年ぶりに奏でる秘曲・零號琴。大假面劇上演の夜、その音が暴く美縟の真実とは? 傑作ついに文庫化

著者紹介

飛 浩隆 (トビ ヒロタカ)  
1960年、島根県生まれ。島根大学卒。1981年、短篇「ポリフォニック・イリュージョン」で第1回三省堂SFストーリーコンテストに入選、「SFマガジン」に掲載され、デビュー。83年から92年まで同誌に短篇10篇を発表。10年の沈黙ののち、2002年、長篇『グラン・ヴァカンス 廃園の天使1』を発表、脚光を浴びる。2005年、短篇集『象られた力』で第26回日本SF大賞を受賞。2007年、短篇集『ラギッド・ガール 廃園の天使2』で第6回センス・オブ・ジェンダー賞を受賞(以上、早川書房刊)。2018年、短篇集『自生の夢』(河出書房新社)で第38回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)