• 本

日本SFの臨界点石黒達昌 冬至草/雪女

ハヤカワ文庫 JA 1494

出版社名 早川書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-15-031494-1
4-15-031494-2
税込価格 1,166円
頁数・縦 463P 16cm

商品内容

要旨

1926年の北海道、ある医師の診療所に運ばれてきた女は特異な症状を示していた…圧巻の幻想SF「雪女」、人の血液を養分とする異様な植物をめぐって科学という営為の光と影を描いた「冬至草」のほか、論文捏造事件を予見した「アブサルティに関する評伝」、架空生物ハネネズミを横書き論文形式で語り大江健三郎・筒井康隆に絶賛された芥川賞候補作など、伝説的作家による全8篇を集成!伴名練渾身の解説40p超を併録。

目次

希望ホヤ
冬至草
王様はどのようにして不幸になっていったのか?
アブサルティに関する評伝
或る一日
ALICE
雪女
平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、

出版社・メーカーコメント

3か月連続刊行の作家別傑作選第3弾。科学の暗部を暴き出す、文學界初出「冬至草」をはじめ文芸界が絶賛する伝説的作家の傑作集

著者紹介

石黒 達昌 (イシグロ タツアキ)  
作家、医師。1961年北海道生まれ。東京大学医学部卒業。1989年、「最終上映」で第8回海燕新人文学賞を受賞してデビュー。純文学誌を中心に数多くの中短篇を発表する。「平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、」「真夜中の方へ」「目をとじるまでの短かい間」で3度の芥川龍之介賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)