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「海の民」の日本神話 古代ヤポネシア表通りをゆく

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-10-603872-3
4-10-603872-2
税込価格 1,595円
頁数・縦 253P 20cm

商品内容

要旨

「海の道」からみえてくる、この地の人と神の真の姿―。古代日本、「ヤポネシア」の表通りはいかなる世界だったのか。筑紫、出雲、若狭、能登―『古事記』『日本書紀』等の文献は勿論のこと、考古学や人類学なども含めた最新研究を手掛かりに、海流に寄り添いながら古代の世界を旅すると、ヤマトに制圧される以前にこの地に息づいていた「まつろわぬ人々」の姿が見えてくる。三浦版「新・海上の道」誕生。

目次

序章 古代ヤポネシア「表通り」
第1章 海に生きる―筑紫の海の神と海の民
第2章 海の道を歩く―出雲・伯伎・稲羽
第3章 神や異界と接触する―但馬・丹後・丹波
第4章 境界の土地をめぐる―若狭と角鹿
第5章 北へ向かう、北から訪れる―越前・越中・能登
第6章 女神がつなぐ―高志と諏訪、そして出雲
終章 国家に向かう前に

著者紹介

三浦 佑之 (ミウラ スケユキ)  
1946年、三重県生まれ。千葉大学名誉教授。成城大学文芸学部卒業。同大学院博士課程単位取得退学。古代文学、伝承文学専攻。『村落伝承論―「遠野物語」から』(第5回上代文学会賞)、『口語訳 古事記』(第1回角川財団学芸賞)、『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞)等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)