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世界文学の名作を「最短」で読む 日本語と英語で味わう50作

筑摩選書 0219

出版社名 筑摩書房
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-480-01737-6
4-480-01737-2
税込価格 1,870円
頁数・縦 254P 19cm

商品内容

要旨

ホメロス、古事記、シェイクスピア、カフカ、エミリー・ディキンソン、ヴァージニア・ウルフ、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ…詩、小説、戯曲など古今東西の名作50作品の「おいしいところ」を日本語と英語で味わう画期的アンソロジー。世界文学の名作を気軽に読んで、さまざまな文体が奏でる音楽を堪能し、この世界の謎や作品に込められた誰かの思いの一端に触れてみよう。

目次

1 ことばと沈黙(ホメロス『オデュッセイア』/ずる賢さが身を助ける
サッポー「アナクトリアに捧げる頌歌」/魂が叫ぶ抒情詩 ほか)
2 謎と不安(ソポクレス『オイディプス王』/運命がもたらす身の破滅
太安万侶編『古事記』/名が体をあらわす者たちのドラマ ほか)
3 愛と欲(オウィディウス『変身物語』/自己愛の心模様の実況中継
ダンテ・アリギエーリ『神曲』/この恋は地獄に落ちても後悔はない ほか)
4 野生と文明(ウィリアム・ワーズワース「問い返し」/書物を捨てて自然の中へ
サミュエル・テイラー・コールリッジ「年老いた船乗りの詩」/自然が人間に復讐をはじめるとき ほか)
5 ここと彼方(作者不明「漁師少年浦島」/物語歌のインパクト
袁枚「ふとしたときに」/真実を語るために嘘をつくひと ほか)

出版社・メーカーコメント

ホメロス、ウルフ、オ−スティン、カフカ、古事記……古代から現代まで面白く、重要な世界文学50作品を日本語と英語で「つまみぐい」する画期的アンソロジー。

著者紹介

栩木 伸明 (トチギ ノブアキ)  
1958年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。著書に『アイルランドモノ語り』(みすず書房、読売文学賞受賞)など。訳書も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)