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四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-04-109074-9
4-04-109074-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 323P 20cm

商品内容

要旨

辺土とは―草遍路、乞食遍路、プロ遍路、職業遍路、生涯遍路とも呼ばれる。長い歴史の中、「へんど」はやがて乞食を意味するようになるが、昭和三〇年代までは遍路といえば「へんど」だった。一方で、八八ヵ所を経文唱えて回る遍路は、ときに畏敬と畏怖の目で見られた。彼らは聖と賎を同時にそなえる存在だったのだ。現代の草遍路を探し、共に托鉢修行も行うだけでなく、路地(同和地区)の歴史もたどりながら五年をかけて遍路を続けた。「最後の聖域」の本質を大宅賞作家が抉り出す、唯一無二の紀行ルポ!!

目次

第1章 辺土紀行―徳島‐高知
第2章 幸月事件
第3章 辺土紀行 高知‐愛媛
第4章 托鉢修行
第5章 辺土紀行 松山‐香川
第6章 草遍路たち

出版社・メーカーコメント

辺土とは、遍路で生活する者である。日本最後の聖と賤を描く類書なきルポ!辺土(へんど)。草遍路、乞食遍路、プロ遍路、職業遍路、生涯遍路とも呼ばれる。現代の草遍路を探し求め、共に托鉢修行も著者は行うだけでなく、路地の歴史もたどりながら5年をかけて遍路を続けた。その全記録!

著者紹介

上原 善広 (ウエハラ ヨシヒロ)  
1973年、大阪府生まれ。大阪体育大学卒業後、ノンフィクション作家となる。2010年、『日本の路地を旅する』(文藝春秋、のち文春文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。12年、「孤独なポピュリストの原点」(特集「最も危険な政治家」橋下徹研究、「新潮45」2011年11月号)で、第18回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞大賞受賞。17年、『一投に賭ける溝口和洋、最後の無頼派アスリート』(KADOKAWA、のち角川文庫)で2016年度第27回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)