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日本のフェミニズム 150年の人と思想

出版社名 有斐閣
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-641-17473-3
4-641-17473-3
税込価格 2,420円
頁数・縦 342P 19cm

商品内容

要旨

女性学を日本で産み育てた井上輝子の遺稿!最後のメッセージ「断章―2021年夏」を収録。

目次

プロローグ 世界のフェミニズムの流れと日本
1 日本のフェミニズム その1 1868〜1970(「イエ」制度に抗した第一波フェミニズム
日本国憲法による男女平等保障の下で)
2 日本のフェミニズム その2 1970〜(断章―2021年夏
2人のフェミニスト―山川菊栄と田中寿美子
ウーマン・リブの思想と行動
私とフェミニズム―懇話会から女性学へ)

出版社・メーカーコメント

明治維新後150年の日本のフェミニズムの歴史を,主要な人物や思想に焦点を当てながら,一貫した視点で書き下ろしたテキスト。1970代以降を扱う後半は,フェミニストとしての著者自身の足跡をまとめる構成となった。絶筆となった「断章──2021年夏」も収録。

著者紹介

井上 輝子 (イノウエ テルコ)  
1960年、東京大学入学。1971年、東京大学大学院博士課程修了。1973年、和光大学助教授から2011年に退職まで一貫して和光大学の教授として多くの学生を育てた。日本で初の女性学講座を和光大学で開講。定年後も卒業生と読書会を行うなど地道な市民教育を実践し続けた。70年代初頭のウーマン・リブへの参加とアメリカ旅行の中で女性学に出会い、日本における「女性学」の産みの親となる。その後、フェミニズム思想を深化させ、学術の世界における「女性学」の確立に寄与した。日本女性学研究会を設立、日本女性学会の代表幹事を務めた。国立女性教育会館や自らが生活した川崎市の各種委員を歴任。山川菊栄記念会代表。NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)のミニコミ図書館の充実に尽力し、また『WAN女性学ジャーナル』の編集長としてWEB発信にも積極的にかかわってきた。川崎市男女共同参画センター運営委員会委員長を務めるなど、活動は広範多岐に及んだ。2021年8月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)