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最高の体調をつくる音楽の活用法 免疫力・回復力を高める4つの力

出版社名 ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスミュージックメディア部
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-636-97681-6
4-636-97681-9
税込価格 2,420円
頁数・縦 381P 19cm

商品内容

要旨

音楽は美しいだけではない。私たちの健康や若さを保ち、言語能力の獲得を後押しする。脳卒中や慢性疾患、認知症を患う人の助けにもなるし、植物状態の患者に奇跡のような効果をもたらすこともある。音やメロディが心身へ与える効果はますます多くの注目を集めており、いまやその重要性に異論をはさむ余地はない。音楽はさまざまな形でさまざまな病気の予防と治療に用いられるようになり、健康分野の中に新たな研究領域を打ち立てるまでになった。本書でステファン・ケルシュが挙げる多数の実例を読めば、そうなった理由がわかるだろう。また本書では、日常の中で音楽を健康に役立てる方法について、誰にでも実践できるアドバイスも紹介している。治癒と健康のために従来医療以外の方法も考えてみたい―そんな人にお届けする一冊だ。

目次

序章 音楽は健康に作用する
第1章 音楽のない世界は人間のいない世界(人間は音楽がなければ進化のなかでつまずいていた
人は誰でも生まれ持った音楽センスがある ほか)
第2章 音楽と感情(音楽はどのように感情を引き起こすのか?
ホルモンたちが踊り出す ほか)
第3章 感情が動くとき脳では何が起こるのか?(脳で感情が生じる仕組み―音楽から起こる感情はただの思い込みなのか?
感情とは何か?)
第4章 音楽は病気にどう効くのか?(脳卒中
アルツハイマー型認知症―脳に新たな細胞を ほか)
最終章 音楽の力を生かす方法(音楽を使った瞑想
音楽を使った運動)

著者紹介

ケルシュ,ステファン (ケルシュ,ステファン)   K¨olsch,Stefan
ベルゲン大学生物心理学・音楽心理学教授。1968年アメリカ合衆国テキサス州ウィチタフォールズ生まれ。ヴァイオリンを学びブレーメン芸術大学を卒業後、ライプツィヒ大学で心理学と社会学のディプローム(修士号)を取得。マックス・プランク認知神経科学研究所での論文をもって同大学で理学博士号取得。ハーバード大学、ベルリン自由大学「Languages of Emotion」研究クラスター教授などを経て、2015年より現職
大黒 達也 (ダイコク タツヤ)  
東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構特任助教。医学博士。1986年青森県八戸市生まれ。オックスフォード大学、マックス・プランク研究所(独)、ケンブリッジ大学などを経て、現職。専門は音楽の脳神経科学と計算論。神経生理データから脳の創造性をモデル化し、創造性の起源とその発達的過程を探る。また、それを基に新たな音楽理論を構築し、現代音楽の制作にも取り組む
大山 雅也 (オオヤマ マサヤ)  
ドイツ語翻訳者。1978年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修、ハインリヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ言語学科卒業。ドイツを拠点にフリーランスとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)