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超約版方丈記

出版社名 ウェッジ
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-86310-249-1
4-86310-249-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 157P 18cm

商品内容

要旨

800年読み継がれる名著を読み直す!コロナ禍で注目、災害文学の叡智。疫病、地震、津波…不安な今を楽に生きる26のエッセンス。

目次

第1章 天災と人災(この世は無常、はかない 浮かんでは消える水の泡
「安元の大火」の悪夢 地獄の業火とはこれか
都の三分の一を焼失 悲惨の一言、大火の傷跡 ほか)
第2章 方丈の庵に住む(五十の春、世に背を向けた 妻子なしだから出家できた
人生の終わりが近づいたら大きな家・広い部屋は不要
身の丈に合わせた終の棲家 最後にたどり着いた理想形 ほか)
第3章 いかに生きるべきか(身のほどを知る生き方 静かで憂いのない環境
気を遣わず、遣われず自分の足で歩く暮らし
何はなくとも健康一番 常に歩き・働くのが養生 ほか)

出版社・メーカーコメント

◎不安に苛まれる現代人のための最高の古典。 800年の時を越え蘇ったこの1冊が コロナ後を生きる現代人のものの見方を変える!無常を自らの力にして、天災と戦乱の世を生きた鴨長明(1155〜1216)。無常とはあきらめることではなく、次に進むための生きる知恵でもある。そのことに気づければ、何が起ころうと悩まず、焦らず、不安にならずにいられる。そしてすべてを受け入れ、強くなる。それが未来を楽しむことにもつながる。災害文学として知られる鴨長明の名作を、コロナ後を生き不安に苛まれる日本人に向けて、現代語抄訳スタイルで読み直す。

著者紹介

鴨 長明 (カモノ チョウメイ)  
平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆
城島 明彦 (ジョウジマ アキヒコ)  
昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東宝を経てソニー勤務時に「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し、作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)