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ボマーマフィアと東京大空襲 精密爆撃の理想はなぜ潰えたか

出版社名 光文社
出版年月 2022年5月
ISBNコード 978-4-334-96255-5
4-334-96255-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 225P 19cm

商品内容

要旨

1945年1月、アメリカ陸軍航空軍の対日爆撃司令官ヘイウッド・ハンセルが解任され、後任にカーティス・ルメイが就いた。ルメイは後に同年3月の東京大空襲を含む日本全土への大規模な空爆の指揮を執る。この瞬間に立ち戻り、著者は一晩で10万人以上の命を奪った東京大空襲に至る様々な要因を検証する。精密爆撃を可能にする照準器を発明したオランダ人の天才。ドイツの都市を爆撃したイギリスの司令官。焼夷弾に使われたナパームを生み出したハーバード大学の化学者。そして航空機に戦争の未来を夢想した「ボマー(爆撃機)マフィア」こと米陸軍航空隊戦術学校のリーダーたち―それぞれの思惑を通して空前の殺戮の裏側を描くノンフィクション。

目次

序章 「これではだめだ。君を解任する」
第1部 夢(「ノルデン氏は工場で過ごすことを好んだ」
「慣習にとらわれずに前進する」
「彼は人間らしい共感の絆に欠けていました」
「まごうかたなき信奉者」
「ハンセル将軍は呆然としていた」)
第2部 誘惑(「そんなの自殺行為よ、みなさん、自殺行為」
「もしあなたがわたしの前にひざまずくなら、これを全部あなたのものにしてあげましょう」
「すべてが灰になった。あれも、それも、何もかもが」
「即興的破壊」)
結論 「エアハウスがいきなり、パッとなくなる」

出版社・メーカーコメント

1945年1月、アメリカ陸軍航空軍の対日爆撃司令官ヘイウィッド・ハンセルが解任され、後任にカーティス・ルメイが就いた。ルメイは後に同年3月の東京大空襲を含む日本全土への大規模な空爆の指揮を執る。この瞬間に立ち戻り、著者は一晩で10万人以上の命を奪った東京大空襲に至る様々な要因を検証する。精密爆撃を可能にする照準器を発明したオランダ人の天才。ドイツの都市を爆撃したイギリスの司令官。焼夷弾に使われたナパームを生み出したハーバード大学の化学者。そして航空機に戦争の未来を夢想した「ボマー(爆撃機)マフィア」こと米陸軍航空戦術学校のリーダーたち。それぞれの思惑を通して空前の殺戮の裏側を描くノンフィクション。

著者紹介

グラッドウェル,マルコム (グラッドウェル,マルコム)   Gladwell,Malcolm
国際的ベストセラーがあるノンフィクション作家・ジャーナリスト。イギリスに生まれ、カナダ・オンタリオ州で育ち、現在ニューヨーク在住。トロント大学卒業。ワシントン・ポスト紙の記者等を経て、1996年よりニューヨーカー誌のスタッフライターとなる。タイム誌の「もっとも影響力のある100人」に選出されるなど、世界的に高く評価されている。共同設立したオーディオブック・ポッドキャスト制作会社プーシキン・インダストリーズの代表を務める
櫻井 祐子 (サクライ ユウコ)  
翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒業。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)