バロックの哲学 反−理性の星座たち
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2022年6月 |
ISBNコード |
978-4-00-061535-8
(4-00-061535-1) |
税込価格 | 3,960円 |
頁数・縦 | 334,4P 20cm |
商品内容
要旨 |
「歪んだ真珠」を意味するポルトガル語“barocco”に由来する「バロック」は、ある種の均整からの逸脱、様式を意図的にずらすことを意味する言葉として、美術史を超えて広く共有されてきた。本書は、カント主義の後継者である現象学、論理的合理性を最重視する分析哲学という二〇世紀の二大潮流によって押しつぶされた思想の系譜を「バロック」の名のもとに繋げ、哲学の新たな星座を描きだす試みである。 |
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目次 |
第1部 ヨーロッパ・バロック(坂部恵とモデルニテ・バロック |
出版社・メーカーコメント
坂部恵、ドゥルーズ、ベンヤミン、ホワイトヘッド、オルテガ、ベルクソン、ジェイムズ、パース、西田幾多郎、九鬼周造、そしてレヴィ=ストロース。カントから続く哲学の理性的秩序に抗するかのように不合理な力や情念を解放し、非調和的な世界を描こうとした思想家たち。その光芒から思考の西洋を超えていく可能性を探る。