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カリブ海の黒い神々 キューバ文化論序説

出版社名 作品社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-86182-926-0
4-86182-926-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 344P 19cm

商品内容

要旨

詩、絵画、映画から、宗教、逃亡奴隷、移民、そして製糖…。ディアスポラの文化や歴史を縦横に論じ、『老人と海』のまったく新たな読み解きへとなだれ込む、圧倒的な知的冒険。アフロ宗教の司祭の資格を持つ著者でなければ書き得なかった、かつてない圧巻のキューバ論。

目次

第1章 大きな緑色のトカゲとカリブ海の荒ぶる神―ふたつのアフロキューバ表象
第2章 サトウキビ物語
第3章 カリブ海の黒い神々―変容するアフリカの宗教
第4章 ハバナのサンテリア―都市化したアフロキューバ宗教
第5章 サンティアゴのブルヘリア―もう一つのアフロキューバ宗教
第6章 逃亡奴隷の哲学
第7章 痕跡の思想―キューバの日系移民とジャマイカ移民
第8章 キューバ映画とアフロ宗教
最終章 キューバのヘミングウェイ―『老人と海』の謎を解く

著者紹介

越川 芳明 (コシカワ ヨシアキ)  
1952年生まれ。明治大学文学部教授。1990年代よりアメリカとメキシコの国境地帯で混交文化をめぐる調査を行なう。2009年よりキューバに通い、アフロ宗教サンテリアの通過儀礼を受ける。2013年、サンテリアの最高司祭(ババラウォ)の位を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)