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邱飯店交遊録 私が招いた友人たち

中公文庫 き15−19

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-12-207257-2
4-12-207257-3
税込価格 990円
頁数・縦 281P 16cm

商品内容

要旨

自他ともに認める食道楽でもてなし好きの著者の家には、文人墨客から経済人まで大勢の友人が訪れた。あばら家の七輪を駆使して佐藤春夫と檀一雄を歓待した時分から、最も笑いの絶えなかった本田宗一郎との食卓まで。約三十年間のゲストとその日のメニューを振り返る。レシピ二品、人名索引付。

目次

最初のお客は佐藤春夫と檀一雄
“一本刀土俵入り”の世界
“邱飯店”開店
健啖こそ長寿の秘訣
金を想うがごとく友を想う
メシで釣って文壇へ
“第三の新人”と友達に
五味康祐、そして有馬頼義
『ミシュラン』『あまカラ』『東京いい店うまい店』
小島政二郎・白井喬二・子母沢寛〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

自宅に招いた客人とメニューの記録三十年分を振り返る愉快な交遊録。檀一雄が最初に来た日の「野鳥巻」と安岡章太郎のお気に入り「芋頭扣肉」のレシピ、人名索引付。

著者紹介

邱 永漢 (キュウ エイカン)  
1924(大正13)年、台湾の台南市に生まれる。東京帝国大学経済学部を卒業後、一時帰台し、台湾独立運動に関与。のち香港へ亡命し、対日貿易を手がける。54(昭和29)年から日本に定住、56年、「香港」で外国人として初めて直木賞を受賞し、作家生活に入る。80年日本に帰化。実業の才を生かし、株式投資、マネー関係の入門書の執筆や、ビル経営など多角経営を行い、「金もうけの神様」と呼ばれた。2012(平成24)年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)