グローバル・アニメ論 身体/アーカイブ/トランスナショナル
出版社名 | 青弓社 |
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出版年月 | 2022年12月 |
ISBNコード |
978-4-7872-7451-9
(4-7872-7451-1) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 236P 19cm |
商品内容
要旨 |
アメリカ、スペイン、台湾、シンガポール、フィリピン、韓国、日本など、各地のアニメの展開、受容の諸相や翻訳の問題点を明らかにし、声と映像をめぐる身体性や、コンテや原画などの素材とアーカイブが抱える課題を議論して、アニメーション研究の新たな知見を提示する。 |
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目次 |
第1部 国を超えて変容する声と映像(台湾における日本アニメソングと音声の現地化 |
出版社・メーカーコメント
いまやグローバル・メディアとして成長したアニメーション。世界の多くの人々にとって、アニメは単なる娯楽にとどまらず、アニメをめぐる、あるいはアニメに触発された学術的知見が着実に蓄積されている。国内外の研究者が参加した国際会議では、「声」を中心にしたアニメの音響的側面と、アニメ表象の成立に欠かせない絵コンテや原画などの「アニメ中間素材」の物質的側面を主軸に、これまでのアニメ研究では扱っていない領域について野心的な発表と討論を重ねた。アメリカ、スペイン、台湾、シンガポール、フィリピン、韓国、日本――。各国・各地域のアニメをめぐる状況に、従来の日本のアニメ研究が見過ごしてきた3つの問題意識から迫る。(1)国を超えて変容する声と映像=国や地域を超えて横断し変容する声と映像の実態を記述し、考察するアプローチ(2)多様な身体に作用する声と映像=大人から子どもまで、多様な受容者の身体に作用する声と映像の実態を記述し、考察するアプローチ(3)異なる素材が示すアニメの現場と仕事の形態=アニメ中間素材を物質として保存するだけでなく、時空間を横断する存在としての活用を目指すアプローチ新しいアプローチの実践を目指す刺激的で国際的なアニメ研究の成果。