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日本史で学ぶ「貨幣と経済」

PHP文庫 い104−1

出版社名 PHP研究所
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-569-90296-8
4-569-90296-0
税込価格 902円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

要旨

なぜ日本では約700年も政府貨幣が発行されなかったのか?富本銭は貨幣として機能したのか。和同開珎銅銭のプロモーション戦略。金属貨幣に先行する手形という信用通貨。貯蓄手段の渇望が渡来銭に向かった。権力から独立した方法で貨幣量を維持。

目次

第1章 国家にとって「貨幣」とは何か―律令国家が目指した貨幣発行権(はじまりの貨幣
本格的な名目貨幣としての和同開珎 ほか)
第2章 貨幣の基礎理論を知る―マネーは商品か国債か(物々交換神話とマネーのヴェール観
負債としてのマネーと貨幣法制説 ほか)
第3章 信頼できる債務者を求めて―貯蓄への渇望が銭を求めた(古代から中世の日本経済
銭なき時代から貨幣の機能を考える ほか)
第4章 幕府財政と貨幣改鋳―日本における「貨幣」の完成(三貨制度と江戸経済の260年
元禄の改鋳―名目貨幣への道 ほか)
終章 解題にかえて―歴史から考える転換期の貨幣(税金クーポンとFTPL
信頼できる債務者としての政府 ほか)

出版社・メーカーコメント

貨幣と国債に違いはあるのか。インフレーションは悪夢なのか。日本史の事例から考える、人気エコノミストによる令和時代の貨幣論。

著者紹介

飯田 泰之 (イイダ ヤスユキ)  
1975年生まれ。エコノミスト。明治大学政治経済学部教授。東京大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程単位取得。内閣府規制改革推進会議委員を兼務。専攻はマクロ経済学、経済政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)