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モーツァルトのオペラ「愛」の発見

講談社学術文庫 2760

出版社名 講談社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-06-530888-2
4-06-530888-7
税込価格 1,221円
頁数・縦 279P 15cm

商品内容

要旨

重厚なベートーヴェンやマーラーに比べ、軽妙洒脱・癒やし音楽の旗手と捉えられがちなモーツァルト。しかしその美しい旋律の陰には、残酷な仕掛けがいくつも潜んでいた―。“後宮からの逃走”〜“魔笛”に至る喜劇オペラの比較と恋愛描写の変遷を、熱狂的モーツァルティアンである著者が、細部に亘って吟味・考察。既存の論評を鮮やかに覆す、画期の書!

目次

第1章 モーツァルトとオペラ史における愛の発見
第2章 愛の勝利―“後宮からの逃走”と青春の輝かしき錯覚
第3章 「昔はあんなに愛し合っていたのに」―“フィガロの結婚”と喜劇の臨界点
第4章 悪人は恋人たちの救世主―“ドン・ジョヴァンニ”と壊れた世界
第5章 臍をかんで大人になる?―“コシ・ファン・トゥッテ”と男女の化学結合
第6章 清く正しく美しく―“魔笛”と市民社会のイデオロギー

出版社・メーカーコメント

恍惚、嫉妬、絶望ーー究極の不条理「恋愛」を、絶妙な技巧で描いた天才作曲家。その代表的オペラを熱烈なモーツァルティアンが詳解!

著者紹介

岡田 暁生 (オカダ アケオ)  
1960年京都生まれ。大阪大学大学院博士課程単位取得満期退学、京都大学人文科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)