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ラオス山地民とラム歌謡 内戦を生き抜いた宗教・芸能実践の民族誌

出版社名 風響社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-89489-336-8
4-89489-336-3
税込価格 5,500円
頁数・縦 365P 22cm

商品内容

要旨

在来音楽にとってオンライン化とは!歌い継がれてきた在来音楽の電子媒体化は、音楽を楽しむ人間の身体経験に劇的な変革を要求している―。五感統合の従来型から視聴覚に傾斜した今日の受容のあり方は、大衆と芸能者の「場」をどのように変えていくのだろうか。

目次

第1部 オンライン状況下の在来音楽の民族誌的記述に向けて(序論
民族誌的探究の背景―調査村の概観)
第2部 五感統合の軸―伝統文化の維持(ラムとは何か
民間治療とラム歌唱―紡がれる祖先と子孫の社会関係
感覚器間相互作用を活かした創造的な調整行為―仏教化を背景に
五感統合の音楽的行為―複数の精霊との遊びの事例)
第3部 五感分断の軸―在来音楽配信のオンライン化(多感覚の減縮に伴う音楽経験
総括と討論)

著者紹介

平田 晶子 (ヒラタ アキコ)  
1983年、東京都生まれ。東京外国語大学大学院修了。博士(学術)。筑波大学、慶応義塾大学、東海大学などで非常勤講師として「文化人類学」「地域研究」系科目を教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)