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『罪と罰』ノート

増補

平凡社ライブラリー 944

出版社名 平凡社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-582-76944-9
4-582-76944-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 335P 16cm
シリーズ名 『罪と罰』ノート

商品内容

要旨

ロシア文学を代表する小説「罪と罰」をドストエフスキー研究の第一人者が読み解く。登場人物に重ねあわされる聖書のイメージ、日付や名前などのディテールに込められた意図、作者が仕組んだ「二重構造」のプロット…。死に支配された物語を丹念にひもとき、ドストエフスキーが残した謎に挑む。

目次

序論(一八六五‐六六年、『罪と罰』の時代
小説の誕生
『罪と罰』の起源)
本論(屋根裏部屋の「神」
引き裂かれたもの
ナポレオン主義または母殺し
棺から甦る
バッカナリアと対話
運命の岐路)
エピローグ 愛と甦り

出版社・メーカーコメント

主人公を導いた「神の意志」とは何か? 作品を覆う死の気配の正体は?『罪と罰』の謎をドストエフスキー研究の第一人者が読み解く。

著者紹介

亀山 郁夫 (カメヤマ イクオ)  
1949年、栃木県生まれ。ロシア文学者、名古屋外国語大学学長。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。天理大学、同志社大学を経て、1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)