犬橇事始
裸の大地 第2部
| 出版社名 | 集英社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2023年7月 |
| ISBNコード |
978-4-08-781731-7
(4-08-781731-8) |
| 税込価格 | 2,530円 |
| 頁数・縦 | 357P 20cm |
商品内容
| 要旨 |
悪戦苦闘の新冒険!いよいよこのときがきた。私は犬たちに「デイマ(行け)!」と号令を出した。次の瞬間、後ろから橇がふっ飛んできた。 |
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| 目次 |
泥沼のような日々 |



出版社・メーカーコメント
一頭の犬と過酷な徒歩狩猟漂泊行にのぞんだとき、探検家の人生は一変し、新たな<事態>が立ち上がった(『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』)。百年前の狩人のように土地を信頼し、犬橇を操り、獲物をとりながらどこまでも自在に旅すること。そのための悪戦苦闘が始まる。橇がふっ飛んで来た初操縦の瞬間。あり得ない場所での雪崩。犬たちの暴走と政治闘争。そんな中、コロナ禍は極北の地も例外ではなく、意外な形で著者の前に立ちはだかるのだった。裸の大地を深く知り、人間性の始原に迫る旅は、さまざまな自然と世界の出来事にもまれ、それまでとは大きく異なる様相を見せていく……。<目次>泥沼のような日々橇作り犬たちの三国志暴走をくりかえす犬、それを止められない私海豹狩り新先導犬ウヤガンヌッホア探検記"チーム・ウヤミリック"の崩壊*巻末付録 私の地図[更新版]【著者プロフィール】角幡唯介(かくはた ゆうすけ)一九七六年北海道芦別市生まれ。早稲田大卒。探検家・作家。チベット奥地のツアンポー峡谷を単独で二度探検し、二〇一〇年『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(集英社)で第八回開高健ノンフィクション賞、一一年同作品で第四二回大宅壮一ノンフィクション賞などを受賞。その後、探検の地を北極に移し、一一年、カナダ北極圏一六〇〇キロを踏破、一三年『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(集英社)で第三五回講談社ノンフィクション賞。一六〜一七年、太陽が昇らない冬の北極圏を八十日間にわたり探検し、一八年『極夜行』(文藝春秋)で第一回Yahoo! ニュース 本屋大賞ノンフィクション本大賞、第四五回大佛次郎賞。ほか受賞歴多数。一九年から犬橇での旅を開始、毎年グリーンランド北部で二カ月近くの長期狩猟漂泊行を継続している。近著に『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』(集英社)。