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これはわたしの物語 橙書店の本棚から

出版社名 西日本新聞社
出版年月 2023年8月
ISBNコード 978-4-8167-1008-7
4-8167-1008-6
税込価格 1,925円
頁数・縦 233,4P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 新聞・雑誌書評のほか、本と本屋をめぐるエッセイを収録。記憶の本棚、十代の頃の読書、熊本の大先輩・渡辺京二さんの言葉などが綴られます。一冊の本と出会い、その本を自らの糧として読み、同じ思いを分かち合えるはずの誰かへと手渡していく。本屋店主の日々の営みから立ち上がる書評エッセイです。

    (2025年3月3日)

商品内容

目次

1 草木のように自生する棚があったなら(本のある場所
本は絶滅しない
いつも通り
手わたす
書店からはじまるフェミニズム ほか)
2 橙書店の本棚から(「普通の家族」とはなんだろう―川上未映子『夏物語』
かそけき声に耳を傾ける―平田オリザ『わかりあえないことから』
自分の群れを見つけるとき―アビー・ワンバック『わたしはオオカミ』
動物の重みと温もり―伊藤比呂美『犬心』
親子だからこその葛藤―キム・ヘジン『娘について』 ほか)

著者紹介

田尻 久子 (タジリ ヒサコ)  
1969年、熊本市生まれ。「橙書店 オレンジ」店主。会社勤めを経て2001年、熊本市内に雑貨と喫茶の店「orange」を開業。2008年、隣の空き店舗を借り増しして「橙書店」を開く。2016年より渡辺京二の呼びかけで創刊した文芸誌『アルテリ』(年2回刊)の発行・責任編集をつとめる。同年熊本地震被災後、近くに移転し再開。2017年、第39回サントリー地域文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)