• 本

ロシア・ウクライナ戦争 歴史・民族・政治から考える

出版社名 東京堂出版
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-490-21091-0
4-490-21091-4
税込価格 4,180円
頁数・縦 367P 20cm

商品内容

要旨

古代ルーシの歴史、民族と宗教、歴史の記憶をめぐる戦い、ウクライナ独立後の国内政治、冷戦後の国際安全保障の問題―広い視野で考え、深く知るための必読の書。

目次

第1章 総論―背景と展開(塩川伸明)(背景
展開)
第2章 ルーシの歴史とウクライナ(松里公孝)(ルーシ世界の形成(九‐一二世紀)
東西ルーシの分裂(一三‐一四世紀)
教会合同とルーン世界の変容(一五世紀)
ポーランドとカトリックの攻勢
ゲームチェンジャーとしてのコサック
ルーシ正教会の再統一
ルーシの再統一(一八世紀)
一九世紀ロシア帝国下のウクライナ)
第3章 現代ウクライナの政治―脆弱な中央政府・強靭な地方政府(大串敦)(なぜ脆弱な中央政府が生まれたのか
地方閥が競合する体制
ユーロマイダン革命とドネツィク閥の解体
ポロシェンコ政権―東部エリート分裂と反ロシア・カード
ゼレンシキー政権―ポピュリストポピュリスト体制誕生の背景
ロシア侵攻後のウクライナ)
第4章 「歴史」をめぐる相克―ロシア・ウクライナ戦争の一側面(浜由樹子)(ウクライナと「ウクライナ史」
ウクライナとロシアの歴史認識問題
歴史の政治紛争化
ロシアとウクライナのミラー・ゲーム)
第5章 自由主義的国際秩序とロシア・ウクライナ戦争―正義と邪悪の二分法を超えて(遠藤誠治)(課題の設定―ロシア・ウクライナ戦争を考える視角
自由主義的国際秩序とは何か
冷戦後の安全保障体制
グローバリゼーションの中の体制移行
冷戦後の国際秩序の問題点)